JCBカードSとJCBカードWの違い|どっちが得かを全項目フラット比較

JCBカードSとJCBカードWを比較検討するイメージ。木のテーブルに2枚のカードとノート、コーヒー

「年会費無料のJCBカードを持ちたい。でも、SとWのどちらを選べばいいのか分からない」——JCBカードSを発行している当社にも、よくいただく声です。

どちらもJCBが手がける年会費永年無料のカードで、名前も並びも似ています。比較サイトを何ページ読んでも「Wは還元率が高い」「Sは優待が強い」と書かれているだけで、結局じぶんはどちらを選ぶべきなのかが分からないまま閉じてしまった、という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、八十二JCBカードSを発行している当社が、2枚の違いを全13項目で並べます。どちらかを持ち上げることはしません。数字を出して、JCBカードWのほうが得になる方には、その理由まで書きます。

比べたうえで納得して選んだカードは、長く使えます。読み終えるころには、ご自身がどちらを選ぶべきかがはっきりしているはずです。

本記事は2026年8月時点の公式掲載情報をもとに作成しています。年会費、ポイント制度、付帯保険、優待の内容および利用条件は変更される場合があります。お申し込みの前に、各カードの公式ページで最新の内容をご確認ください。

結論:分かれ目は「年齢」と「優待を使うか」の2つだけ

13項目を比べましたが、実際に選択を左右するのは次の2つだけでした。

① 40歳以上かどうか

JCBカードWは18〜39歳の方しか申し込めません。40歳の誕生日を迎えた時点で、この2枚を比べるという前提そのものがなくなり、選択肢はJCBカードSだけになります。

② クラブオフ優待とスマートフォン保険を使うかどうか

39歳以下の方にとっては、ここが分かれ目です。還元率だけを見ればWが上ですが、Sにはクラブオフ優待スマートフォン保険が付きます。この2つを使うかどうかで、損得はひっくり返ります。

なお、還元率の差は、ご利用額によって見え方が変わります。年間50万円以上お使いになる方は、JCBカードSだけが対象の「J-POINTボーナス」が効くため、年間100万円のご利用でも実質の差は約2,000ポイントに収まります。一方で年間50万円に届かない方は、このボーナスが効かないため、還元率の差がそのまま残ります。この場合は、Wのほうが素直におトクです。第5章で計算しています。

早見表にすると、こうなります。

あなたの状況向いているカード
40歳以上JCBカードS(Wは申し込めません)
39歳以下・優待も保険も使わず、還元率だけで選びたいJCBカードW
39歳以下・カードの年間利用額が50万円に届かないJCBカードW(ボーナスが効かず、還元率の差がそのまま残ります)
39歳以下・映画や外食、買い物の優待を使いたいJCBカードS
39歳以下・スマホの画面割れが心配JCBカードS
39歳以下・カードをよく使う(年50万円以上)どちらでも大差なし(SのJ-POINTボーナスが効き、差は2,000〜2,500ポイント程度に収まります)

以降で、この結論に至った根拠を1つずつ数字で確認していきます。

そもそもJCBカードSとJCBカードWはどういう関係のカードか

比較の前に、この2枚がどういう関係にあるのかを整理します。ここを誤解したまま比べている方が意外と多いところです。

同じシリーズの、性格の違う2枚

JCBカードSもJCBカードWも、JCBオリジナルシリーズに位置づけられるカードです。競合他社の商品どうしを比べているわけではなく、同じシリーズの中で狙いを変えた2枚という関係になります。

年会費はどちらも永年無料です。つまり「どちらが上位か」ではなく「何に厚みを置くか」の違いです。

この2枚は「上位・下位」の関係ではありません

名前が似ているため「どちらかが格上なのでは」と思われることがありますが、そうではありません。

年会費はどちらも永年無料。海外旅行傷害保険もどちらも最高2,000万円です。どちらかが上位グレードということはなく、還元率と付帯サービスの配分が違うだけです。

ですので「どちらが優れているか」を探すより、ご自身の使い方に合うのはどちらかという見方で読み進めていただくのが、いちばん近道です。

2026年1月、ポイントが「J-POINT」に変わりました

もう1つ、比較にあたって押さえておきたい変更があります。

JCBのポイントプログラムは、2026年1月にOki DokiポイントからJ-POINTへリニューアルされました。貯め方はご利用金額200円(税込)ごとに1ポイント。これまでお持ちだったOki Dokiポイントは、5倍に換算されてJ-POINTへ自動で移行されています。

また、年間50万円のご利用ごとにボーナスポイントが進呈される「J-POINTボーナス」も加わりました。ここに、比較のうえで見落とせない差があります。

J-POINTボーナスは、JCBカードSは対象、JCBカードWは対象外です。 JCBの案内でも、JCB CARD W・JCB CARD W plus Lはボーナスポイントの対象外と明記されています。第5章で、この差が金額にするといくらになるのかを確認します。

なお「Oki Dokiポイントで比較していた記事」は情報が古い可能性があります。ポイントまわりの数字は、必ず現在のJ-POINTの条件でご確認ください。

J-POINTは毎月の利用合計額に応じて貯まる。カレンダーとカードのイメージ

全13項目の比較表

まず全体を一覧にします。太字が優位な側です。互角の項目はどちらも通常表記にしています。

項目JCBカードSJCB カード W
年会費(本会員)永年無料永年無料
年会費(家族会員)無料無料
入会資格18歳以上(高校生を除く。本人または配偶者に安定継続収入のある方、または学生)18〜39歳入会限定
ポイント還元率0.5%(200円につき1ポイント)1.0%(200円につき2ポイント)
優待店での最大倍率最大20倍(最大10.0%)最大21倍(最大10.5%)
海外旅行傷害保険最高2,000万円(利用付帯)最高2,000万円(利用付帯)
国内旅行傷害保険なしなし
ショッピングガード保険最高100万円(海外のみ)最高100万円(海外のみ)
JCBスマートフォン保険年間最高30,000円なし
クラブオフ優待国内外20万ヵ所以上・最大80%OFFなし
J-POINTボーナス対象(50万円のご利用ごと)対象外
ナンバーレスありあり
ETCカードETCスルーカードETCスルーカード

※2026年8月時点の情報です。最新の内容は各カードの公式ページをご確認ください。

見ていただくと分かるとおり、13項目のうち差がつくのは5項目です。残りの8項目は互角か、ほぼ同じ内容になっています。

差がつく5項目は次のとおりです。

  1. 入会資格(Sが有利:年齢の上限がない)
  2. ポイント還元率(Wが有利:2倍)
  3. J-POINTボーナス(Sだけが対象)
  4. スマートフォン保険(Sだけに付帯)
  5. クラブオフ優待(Sだけに付帯)

還元率だけを見るとWの一方的な勝ちに見えますが、3番目のJ-POINTボーナスがその差をかなり削ります。ここは比較記事でもあまり触れられていない点ですので、順番に掘り下げます。

違い①:申込年齢|Wは18〜39歳限定、Sは年齢の上限なし

最初に、いちばん動かしようのない違いから確認します。

JCBカードWは39歳までしか申し込めない

JCBカードWの入会資格は18〜39歳入会限定です。40歳の誕生日を迎えると、どれだけ還元率に魅力を感じても申し込むことはできません。

一方のJCBカードSは、18歳以上(高校生を除く)で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方、または18歳以上の学生の方であればお申し込みいただけます。年齢の上限はありません。

つまり40歳以上の方にとっては、この記事の比較そのものが成立しません。選べるのはJCBカードSだけです。

39歳までに入会すれば、40歳以降も無料で持ち続けられる

ここは誤解されやすい点なので補足します。

JCBカードWは「39歳までしか持てない」のではなく「39歳までしか申し込めない」カードです。39歳までに入会すれば、40歳以降も年会費無料のまま持ち続けられます。

ですので、いま38歳・39歳という方は「Wを申し込むなら今が最後」という状況です。ここは判断を急ぐ理由になります。

逆に、いま40歳を過ぎている方が「Wにしておけばよかった」と考える必要はありません。次の章以降で見ていくとおり、ポイントの差は使い方によって十分にひっくり返せるからです。

年齢によってJCBカードSとWの選択肢が分かれることをあらわす、分かれ道のイメージ

違い②:ポイント還元率|年間でいくら差が出るのかを確認する

39歳以下の方にとって、いちばん気になるのがここでしょう。

基本の還元率はWが2倍

Wは「国内・海外どこで使ってもつねに2倍」が売りのカードですので、この差は日常のあらゆる支払いで発生します。

なお、ポイントは1回のお買い物ごとではなく、毎月16日から翌月15日までのご利用合計額に対して200円ごとに計算されます。200円未満の端数は月ごとに切り捨てになりますので、少額決済を分けて使ってもポイントは増えません。

まず「基本ポイントだけ」で見ると

「2倍」と聞くと大きく感じますが、金額に直すとどうなるでしょうか。J-POINTは1ポイント=最大1円相当で使えますので、1ポイント=1円相当として計算します(八十二JCBカードSの場合、Wallet+のmyCoinに交換すると1ポイント1円相当です)。

年間のカード利用額JCBカードS(0.5%)JCB カード W(1.0%)
30万円1,500P3,000P1,500P
50万円2,500P5,000P2,500P
100万円5,000P10,000P5,000P
150万円7,500P15,000P7,500P

ここまでは、多くの比較記事に書かれているとおりです。しかし、これはカード全体の差ではありません。

J-POINTボーナスを入れると、差はここまで縮みます

前の章でお伝えしたとおり、J-POINTボーナスはJCBカードSだけが対象です。JCBカードSはプレミアム会員と同じポイント数が適用され、次のように進呈されます。

これを加えて計算し直すと、こうなります。

年間のカード利用額S 基本S ボーナスS 合計W 合計実質の差
30万円1,500P0P1,500P3,000P1,500P
50万円2,500P1,000P3,500P5,000P1,500P
100万円5,000P3,000P8,000P10,000P2,000P
150万円7,500P5,000P12,500P15,000P2,500P

※月ごとに200円未満の端数が切り捨てられるため、いずれも概算です。優待店でのボーナスは含んでいません。

年間100万円お使いになっても、実質の差は約2,000ポイント。 月あたりにすると170円ほどです。

ここが、この比較でいちばんお伝えしたいところです。「還元率が2倍だから、たくさん使う人ほどWが有利」とは限りません。 使えば使うほどSのボーナスも増えるため、実質の差は年間30万円でも150万円でも1,500〜2,500ポイントの範囲に収まります。

優待店ではどちらも大きく上がる

なお、還元率が2倍と1倍で固定されるわけではありません。JCBの優待店(パートナー店)では、どちらのカードも倍率が大きく上がります。

差は1倍分です。優待店での買い物が多い方にとっては、ここの差はほとんど気にならない水準といえます。なお優待店のご利用には、事前のポイントアップ登録や店舗ごとの条件が必要な場合があります。

つまり還元率でWが有利なのは、優待店以外の「ふだんの支払い」の部分ということになります。

違い③:スマートフォン保険|Sだけに付く年間最高3万円の備え

ここからは、JCBカードSにだけ付いている2つの機能を見ていきます。

画面が割れたときに、年間最高30,000円まで

JCBスマートフォン保険は、スマートフォンのディスプレイ破損を補償する保険です。年間最高30,000円(自己負担額10,000円)まで補償されます。JCBカードWには付帯しません。

適用には条件があります。

「スマホの料金をこのカードで払っておく」だけで条件を満たせるのが、この保険の使いやすいところです。特別な手続きは必要ありません。

なお家族カード会員のお支払いは対象外です。ご家族の端末であっても、本会員のカードで通信料をお支払いになっていれば対象になり得ますので、ご家族ぶんもまとめて本会員のカードで払っておくのが確実です。

修理費と比べると

スマートフォンの画面割れ修理は、機種や修理先によって幅がありますが、数万円かかることも珍しくありません。自己負担額10,000円を差し引いても、1回の画面割れでこの保険の価値は出ます

前の章で見たポイントの実質差が年間約2,000ポイント(年間100万円利用の場合)でしたから、画面を1回割るだけで、ポイントの差は大きく上回る計算です。

もちろん「割らない年」のほうが多いはずですので、これは保険としての安心をどう評価するか、という話になります。落としやすい方、お子さまにスマートフォンを持たせている方には、意味のある差です。

スマートフォン保険の条件や対象範囲については、スマホ保険付きクレジットカードの記事で詳しく解説しています。

JCBカードSにはスマートフォンの画面割れを補償する保険が付帯する

違い④:クラブオフ優待|ポイントの差は、優待で埋められるのか

この章では、ポイントで劣るJCBカードSが、優待でどこまで取り返せるのかを数字で確認します。

先にお断りしておきます。ここでの計算は「優待を実際に使う方」にだけ当てはまります。使わない方にとっては1円の価値も生みませんので、その前提でお読みください。使わない方向けの計算も、この章の後半に用意しています。

クラブオフとは

JCBカードS 優待 クラブオフは、国内外20万ヵ所以上の施設やサービスを最大80%OFFでご利用いただける会員優待サービスです。映画館、宿泊施設、レジャー施設、飲食店、カラオケ、レンタカーなど、対象は日常の広い範囲にわたります。

JCBカードWにこの優待は付帯しません。 ここはSだけの機能です。

ご利用には、入会後にMyJCBへログインし、専用サイトで会員登録をしていただく必要があります。

長野県内での使いどころ

「都会の店ばかりで、長野では使えないのでは」と思われるかもしれません。実際に長野県内で対象になっているお店を挙げます。

お店・施設優待の内容長野県内の対象店舗
カラオケまねきねこ室料20%OFF(4名様以上のご利用は室料30%OFF長野市・上田市・佐久市・小諸市・千曲市ほか県内14店舗
松屋定食・牛めし単品が50円OFF(店内・お持ち帰り共通/対象商品限定)長野市・上田市・松本市ほか県内13店舗
ピザーラピザを含む2,500円(税込)以上のご注文で300円割引、4,000円(税込)以上で500円割引長野市・上田市・松本市ほか県内12店舗
スポーツデポお買物でアルペンポイント5%還元(アルペンメンバーズ)長野店・佐久北インター店・南松本店の3店舗
東京インテリア家具店頭価格より5%OFF(一部対象外商品あり)長野店・松本店の2店舗
イオンシネマ 松本/須坂一般料金2,000円のところ1,400円(600円おトク/事前にチケットを購入する会員価格)松本・須坂の2館
TOHOシネマズ上田映画鑑賞の割引上田の1館
ジョーシンお会計金額から3%OFF長野インター店の1店舗

※2026年8月時点でクラブオフに掲載されている内容です。優待の内容・対象店舗・対象商品は変更される場合があります。対象外の商品や、利用上限・回数制限が設けられている場合もありますので、ご利用前に必ずクラブオフの会員専用サイトで最新の条件をご確認ください。

ご覧のとおり、ふだんの生活のなかにある店が並びます。週末の外食、家族でのカラオケ、家電や家具の買い替え。旅行に出かけなくても、出番はあります。

ほかにも宿泊施設やレジャー施設が対象に含まれます。詳しくはクラブオフ完全攻略の記事をご覧ください。

【検証】優待で、ポイントの差はどこまで埋まるのか

では計算します。年間100万円をカードで利用する方を想定します。前章で確認したとおり、J-POINTボーナスまで含めた実質の差は約2,000ポイントでした。

まず、いちばん分かりやすい映画の優待から当てはめます。イオンシネマ松本・須坂で1回あたり600円おトクになる前提です。

映画を観る頻度年間の割引額(600円×回数)実質の差 約2,000P との比較
年2回1,200円差は埋まらない
年3回1,800円あと少し
年4回2,400円ここでほぼ並ぶ
月1回(年12回)7,200円5,200円ぶんおトク
月2回(年24回)14,400円12,400円ぶんおトク

映画を年に4回、3ヵ月に1度のペースでご覧になれば、ポイントの差はほぼ埋まります。ご夫婦やご家族2名でご覧になるなら、年2回です。

そして、これは映画だけの計算です。

ふだんの生活で使うと、どこまで積み上がるか

先ほどの表にあったお店を、無理のない範囲で使った場合を積み上げてみます。すべて長野県内で使えるものだけで組んでいます。

使う場面想定した使い方年間の割引・還元
映画(イオンシネマ松本/須坂)3ヵ月に1回・年4回2,400円
ピザーラ2ヵ月に1回・年6回(4,000円以上のご注文)3,000円
松屋月2回・年24回1,200円
東京インテリア家具年に1点・10万円の家具を購入5,000円
スポーツデポ年間3万円のお買物1,500ポイント
合計約13,100円ぶん

年間100万円をお使いの方で、ポイントの実質差は約2,000ポイントでした。この使い方であれば、その差の6倍以上を優待だけで取り返していることになります。

しかもこの試算には、カラオケまねきねこ(室料20%OFF、4名様以上なら30%OFF)とジョーシン長野インター店(お会計から3%OFF)を入れていません。家族でカラオケに行く方、家電を買い替える予定のある方は、ここからさらに積み上がります。

※上記はあくまで使い方を仮定した試算です。実際の割引額はご利用金額・対象商品・その時点の優待内容によって変わります。優待の内容や対象店舗は変更される場合がありますので、ご利用前にクラブオフの会員専用サイトでご確認ください。

逆に、優待を使わない方はどうなるか

ここまでとは反対の計算もしておきます。クラブオフを一度も使わなかった場合です。

年間のカード利用額優待を使わない場合の差おトクなのは
30万円1,500ポイントJCBカードW
50万円1,500ポイントJCBカードW
100万円2,000ポイントJCBカードW
150万円2,500ポイントJCBカードW

優待を使わないのであれば、どの利用額でもJCBカードWのほうがおトクです。スマートフォン保険を使う機会がなければ、その差はそのまま残ります。ここは、はっきりお伝えしておきます。

ただし、正直に書いておきます

一方で、この検証には前提があります

つまり、「優待を使う人はS、使わない人はW」という、非常にはっきりした線が引けます。ご自身がどちらのタイプかは、これまでの生活を思い返せば判断がつくはずです。

クラブオフ優待で映画館の割引を利用するイメージ
八十二JCBカードSの券面(JCB ORIGINAL SERIES / S)。年会費永年無料

▼「優待を使うほうだ」と思った方へ。年会費永年無料の1枚を

  • 年会費永年無料
  • クラブオフ優待つき
  • スマホ保険つき
八十二JCBカードSを見る(公式サイト)

※年会費永年無料(各サービスの利用条件をご確認ください)

互角の項目|ここで悩む必要はありません

差がつく5項目を見てきました。残りの8項目は互角です。ここで迷う必要はない、ということを確認しておきます。

年会費:どちらも永年無料

本会員・家族会員ともに無料です。持っているだけで費用がかかることはありません。ここに差はありません。

海外旅行傷害保険:どちらも最高2,000万円・利用付帯

死亡・後遺障害の場合で最高2,000万円どちらも「利用付帯」です。

利用付帯とは、持っているだけでは補償されず、旅行代金の一部をそのカードで支払うことが条件になる方式です。2023年4月1日出発分から、JCBの多くのカードが自動付帯からこの方式に変わりました。

条件の満たし方は難しくありません。日本を出国する前に、空港へ向かう電車代や航空券、ツアー代金などをカードでお支払いいただければ大丈夫です。詳しくは海外旅行保険「利用付帯」の記事で解説しています。

この項目でSとWに差はありません。

国内旅行傷害保険:どちらも付帯なし

SにもWにも、国内旅行傷害保険は付帯していません。国内旅行の補償をお求めの場合は、八十二JCBゴールドカード(海外最高1億円・国内最高5,000万円)などの上位カードが選択肢になります。

ショッピングガード保険:どちらも海外で最高100万円

カードで購入した品物の破損・盗難などを補償する保険です。どちらも海外でのお買い物が対象で、年間最高100万円。自己負担額も1事故につき10,000円で共通です。ここも差はありません。

ナンバーレス:どちらも選べます

カード券面に番号を印字しないナンバーレスカードは、どちらのカードでも選べます。カード番号はアプリで確認でき、カード現物の到着を待たずにネットショッピングにお使いいただけます。

ETCカード:2026年11月から条件が変わります

どちらのカードでもETCスルーカードを発行できます。ここも共通ですが、年会費の扱いが見直される点はお伝えしておきます。

2年目以降、前年1年間に次のいずれも満たさない場合、1枚につき550円(税込)の年会費がかかります。

適用の開始時期はカードの有効期限月によって異なり、最も早いもので2026年11月10日お振替分からとなります。なお、カード番号が7090から始まるETCスルーカードNは対象外です。

1つ注意点があります。条件は「高速道路を使ったか」ではなく「ETCスルーカードでのお支払いがあったか」です。無料区間の走行や、ETCマイレージサービスの還元による無料走行は、ご利用明細に載らないため回数に含まれません。年に1度は料金の発生する走行でお使いになるのが確実です。

この条件はSとWで共通ですので、どちらを選ぶかの理由にはなりません。

海外旅行傷害保険はJCBカードSとWのどちらも最高2,000万円

タイプ別|あなたはどちらを選ぶべきか

ここまでの内容を、選ぶためのチェックリストにまとめます。当てはまる数が多いほうが、あなたに合ったカードです。

JCBカードWが向いている方

JCBカードSが向いている方

迷ったときの、たった1つの質問

それでも決めきれない場合は、この質問にお答えください。

「この1年で、映画・外食チェーン・カラオケ・家電や家具の買い物を、合わせて年4回以上使いましたか?」

どちらを選んでも、年会費はかかりません。「間違えたら損をする」という選択ではないことも、あわせてお伝えしておきます。

JCBカードSとWのどちらが自分に合うかを確認するチェックリスト

申し込む前に知っておきたいこと

最後に、比較のあとに出てくる疑問をまとめておきます。

2枚とも持つことはできるのか

「還元率はWで、優待はSで」と考える方もいらっしゃると思います。ただしJCBカードSとJCBカードWは、同時に保有できない場合があります。複数枚の保有可否はJCBの規定によりますので、お申し込み前に必ずご確認ください。

「2枚とも持てば両方の良いところが手に入る」という前提で選ばないほうが安全です。どちらか1枚を選ぶつもりで、ここまでの比較をご覧いただくのが確実です。

審査について

審査の基準は公開されておりません。お申し込みの前提となるのは入会資格を満たしていることですので、まずは年齢と収入の条件をご確認ください。JCBカードWは18〜39歳、JCBカードSは18歳以上(高校生を除く)です。

あとからカードの種類を変えられるのか

カードの種類変更(切替)の可否についてはJCBの規定によります。ただし1点だけ確かなことがあります。JCBカードWは40歳以上の方は新規にお申し込みいただけませんので、「まずSにして、あとでWへ」という順番は、40歳を過ぎてからでは成り立ちません。

39歳以下でWをご検討中なら、判断は先送りにしないほうがよいとお伝えしておきます。

よくある質問(FAQ)

Q1. JCBカードSとJCBカードWの一番の違いは何ですか?

A. 大きな違いは5つです。①申込年齢(Wは18〜39歳限定、Sは18歳以上で上限なし)②ポイント還元率(Wが1.0%、Sが0.5%)③J-POINTボーナス(Sのみ対象、Wは対象外)④スマートフォン保険(Sのみ、年間最高30,000円)⑤クラブオフ優待(Sのみ、国内外20万ヵ所以上・最大80%OFF)。年会費・海外旅行傷害保険・ショッピングガード保険・ナンバーレスなど、残りの項目に差はありません。

Q2. 40歳以上ですが、JCBカードWを申し込めますか?

A. お申し込みいただけません。JCBカードWは18〜39歳入会限定です。40歳以上の方はJCBカードSをご検討ください。なお39歳までに入会された方は、40歳以降も年会費無料のまま継続してお使いいただけます。

Q3. 還元率が2倍違うなら、Wのほうが得ではないですか?

A. 基本のポイントだけを見ると、年間100万円のご利用で差は5,000ポイントです。ただしJCBカードSにはWが対象外の「J-POINTボーナス」があり、これを含めると実質の差は約2,000ポイントまで縮みます。ここに、優待を使うかどうかが加わります。クラブオフ優待をお使いになるならJCBカードSがおトクになり、まったくお使いにならないならどの利用額でもJCBカードWがおトクです。なお年間50万円に届かない方はボーナスが効かないため、還元率の差がそのまま残ります。

Q4. JCBカードWにクラブオフ優待は付きますか?

A. 付帯しません。クラブオフ優待はJCBカードSの特典です。国内外20万ヵ所以上の施設・サービスが最大80%OFFでご利用いただけます。長野県内では、カラオケまねきねこ(県内14店舗)、松屋(県内13店舗)、ピザーラ(県内12店舗)、スポーツデポ(3店舗)、東京インテリア家具(2店舗)、イオンシネマ松本・須坂、TOHOシネマズ上田、ジョーシン長野インター店などが対象です。ご利用にはMyJCBへのログイン後、専用サイトでの会員登録が必要です。

Q5. 海外旅行傷害保険はどちらが手厚いですか?

A. どちらも最高2,000万円で、条件も同じ「利用付帯」です。持っているだけでは補償されず、出国前に空港までの交通費やツアー代金などをカードでお支払いいただくことが条件になります。この項目に差はありません。

Q6. 年会費は本当にどちらも無料ですか?

A. 本会員・家族会員ともに永年無料です。ただしETCスルーカードについては、2年目以降、前年1年間に「ETCスルーカードでのお支払い1回以上」または「ショッピング利用50万円(税込)以上」のいずれも満たさない場合、1枚550円(税込)の年会費がかかります(適用開始は有効期限月により異なり、最も早い方で2026年11月10日お振替分から)。無料区間の走行やETCマイレージによる無料走行は、お支払いが発生しないため回数に含まれません。この条件はJCBカードS・JCBカードWで共通です。

Q7. Oki DokiポイントとJ-POINTは何が違うのですか?

A. 2026年1月にOki DokiポイントがJ-POINTへリニューアルされました。ポイントは毎月16日から翌月15日までのご利用合計額200円(税込)ごとに貯まり、200円未満の端数は月ごとに切り捨てられます。お持ちだったOki Dokiポイントは5倍に換算されてJ-POINTへ自動移行されています。なお年間50万円のご利用ごとに進呈される「J-POINTボーナス」は、JCBカードSは対象、JCBカードWは対象外です。JCBカードSはプレミアム会員と同じポイント数が適用され、50万円達成時に1,000ポイント、以降50万円ごとに2,000ポイント(250万円まで)が進呈されます。

Q8. JCBカードWのデメリットは何ですか?

A. よく挙げられるのは4つです。①18〜39歳の方しかお申し込みになれない ②J-POINTボーナスの対象外である ③JCBスマートフォン保険が付帯しない ④クラブオフ優待が付帯しない。一方でJCBカードSにも、基本のポイント還元率が0.5%とWの半分である、という弱点があります。どちらにも弱点はありますので、ご自身にとってどちらの弱点が響かないかでお選びいただくのが確実です。

まとめ

JCBカードSとJCBカードWの違いを13項目で比べました。要点を振り返ります。

還元率という1つの数字だけで選ぶと、あとから「優待があるほうがよかった」と気づくことがあります。逆に、優待を使うつもりがないのにSを選べば、その分の価値は眠ったままです。

ご自身の1年を思い返して、どちらのカードなら使い切れるかでお選びください。

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※発行手数料・年会費はずっと無料。使わなくても費用はかかりません。

本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。年会費、ポイント制度、付帯保険、優待の内容および利用条件は変更される場合があります。最新情報は各カードの公式ページおよびMyJCBでご確認ください。

執筆:株式会社八十二カード(八十二グループ)